~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「……邪魔するなよ」

 突然ネロは呟いた。

「邪魔……?」

「ああ、そうだよ……。お前は邪魔なんだよ」

「何が邪魔なんだよ。テメェなんざの邪魔した覚えはこれっぽちもねぇし、だいたい邪魔するも何も俺とお前が出会ったのはつい最近じゃ……」

「黙れ!!!!」

 ネロの吼えるような言葉に、麟紅は思わず言葉に詰まった。