~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

(な! そんなん……!!)

 考える間もなく麟紅は吹き飛ばされ、近くのコンクリートのビルにしこたま体をぶつけた。

「ガッ! ハッ!!」

 直後に重力によって地面に引き戻され、今度はアスファルトの地面に体を打ちつけた。

「ヒャッハッハ!! なんだなんだ!? まるでボールじゃねェか!」

 地面にうずくまる麟紅を見て、ネロは高らかに笑う。

(っ痛(て)ぇ……! あれも天皇(すめらみこと)の竜の影響か……?)

 口の中に鉄の感覚が広がってきた。迷わず口に溜まった血を地面に吐き出し、それから立ち上がった。