挑発気味にネロは麟紅へ言い放った。
「んニャロ……調子に乗りやがって」
対する麟紅もギリギリと歯をきしませる。
これは子どもと子どものケンカなどという安っぽいものではない。死ぬか生きるかの殺し合いなのだ。麟紅もそのことは重々承知しているが、
「売られたケンカは買わなきゃ、男が廃るってヤツか?」
あっさり挑発に乗ってしまう。誰か例えば璃寛のような冷静な人物が今の麟紅の側にいれば、呆れたようにため息をついたかもしれない。
そして、同時に驚いたかもしれない。
麟紅の心は、不自然なほど落ち着いていた。
「んニャロ……調子に乗りやがって」
対する麟紅もギリギリと歯をきしませる。
これは子どもと子どものケンカなどという安っぽいものではない。死ぬか生きるかの殺し合いなのだ。麟紅もそのことは重々承知しているが、
「売られたケンカは買わなきゃ、男が廃るってヤツか?」
あっさり挑発に乗ってしまう。誰か例えば璃寛のような冷静な人物が今の麟紅の側にいれば、呆れたようにため息をついたかもしれない。
そして、同時に驚いたかもしれない。
麟紅の心は、不自然なほど落ち着いていた。

