~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「ちょ……、ちょっと待てよ……。何だ今の?」

“闇だ”

 帝の竜は即座に答えた。が、問題はそういうことじゃない。

「違(ちげ)えよ……。今の攻撃は何だって聞いてんだよ」

“彼奴の闇だと言っているだろう。闇竜眼(あんりゅうがん)から噴き出した闇を竜王術で操っているだけだ。お前の炎の剣となんら変わりはない。それよりも前を見ておけ”

 ありがたい解説ご苦労様、と麟紅は呟いて言われたとおり前を見る。漆黒の翼を広げたネロがゆっくりと地上に下りてくる。

「なんだい? たったこれだけでビビってるの?」