~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「“心を支配してる”んやないやろうな……?」

「……無論。そうとしか言いようがないな」

 帝の竜は声をいっそう低くして答えた。常磐の額を汗が一筋流れ落ちた。

“何か問題でもあんのか?”

 麟紅の声は常磐には聞こえない。が、常磐は麟紅がそう尋ねることを予想していたのだろう、

「グラリンは知らんやろうな。【絶対的儀と法の教会(アブソリュート)】が定めた法律にこんなんがあるんや……。『他者の心は必要以上干渉してはならない』ってな」