~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 *

 バチバチ、と電気が走るような音が。ビュウ、と風が夜を切るような音が通りに響いた。

“なん、なんだ……? いったい何があったってんだ?”

 藍奈の体がゆっくりと宙に浮いた。体中から黒いオーラを吐き出し、漆黒の闇に身を包みながら、両手を大きく広げていく。
 その眼光は鋭く、金色に輝いて。

「さっきも言っただろう……。あれこそが魂の完全制御」

「ちょい待ちいな。あれってまさかとは思うんねんけど」

 帝の竜の答えに、慌てて近づいてきた常磐が反応する。