~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 まったくもって、さっぱり意味がわからない。麟紅がもう一度尋ねようとしたところ、

「そうか、貴公はそれを望むか」

 正面にいる黒い少年が、唸るように呟いた。

「それ自体に意味は無いが、まあそれもまた一興。我輩は貴公の意思に従うとしよう」

 天皇の竜が、どす黒く笑っていた。麟紅が体を使っていたならば、おそらく全身に悪寒を感じただろう。いや、体を帝の竜に貸している今でさえ吐き気を感じたのだ。生身で今の眼を見ればいったいどうなったか、想像もできない。

 途端、天皇の竜から爆発するように黒いオーラが噴出した。