~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「ククク、そうか、あくまで貴様はその人間に興味を持ったわけであるな」

 と、一度軽蔑の笑みを崩し、

「いきがるな若造……、所詮(しょせん)貴様なんぞその程度の器。竜王の位置に存在することこそおこがましい!!」

 これまでとはまったく別の凶悪な表情を見せ、天皇の竜は右手を掲げ、

「そうか……、貴公もそう思うか……。さればよかろう。それも一興」

 そして右腕をそのまま横に振った。
 裾から二つの石が飛び出し、天皇の竜の右手人差し指と中指、それと薬指の間に一つずつ収まる。