「内輪もめは終わったかね」
天皇の竜が皮肉めいた表情で帝の竜に尋ねた。帝の竜は特に嘲るわけでもなく微笑を見せ、
「無論、もとよりもめてなどいない。その体にある以上、私は麟紅(こやつ)と終生共にする身なのでな、仲違(なかたが)いなどあってはならんだろう?」
対して天皇の竜は、
「クカカ、それも確かなり。しかし人間なんぞと我輩ら竜王では同じ寝床に立つのも難しかろうて」
それはつまり、人間程度では竜王の従者は務まらないと。
「何を言うか。多大なる可能性を秘めた人間と共に歩むことこそ、我らの真髄ではないか?」
天皇の竜が皮肉めいた表情で帝の竜に尋ねた。帝の竜は特に嘲るわけでもなく微笑を見せ、
「無論、もとよりもめてなどいない。その体にある以上、私は麟紅(こやつ)と終生共にする身なのでな、仲違(なかたが)いなどあってはならんだろう?」
対して天皇の竜は、
「クカカ、それも確かなり。しかし人間なんぞと我輩ら竜王では同じ寝床に立つのも難しかろうて」
それはつまり、人間程度では竜王の従者は務まらないと。
「何を言うか。多大なる可能性を秘めた人間と共に歩むことこそ、我らの真髄ではないか?」

