ルーン魔術自体は魔法、つまり魔力を使うので竜王術を使えば防御をすることができる。だがそのルーン魔術により生まれた“魔力を含まない二次攻撃”は竜王術で操ることはできない。たとえば先ほどのテュールのルーンによる地震、その後の砕けたコンクリートの破片など。本来そういう攻撃は獄竜眼から生み出される炎で防ぐはずなのだが、それさえも竜王術により邪魔がなされうまく防御ができない状況にある。
こういうときに頼りになりそうな常磐は、今現在ネロに操られた藍奈を傷つけずに取り押さえようとするのに手一杯で、とてもこちらに手を貸せる状態ではない。
“万事キュース、って奴じゃねえか、これ?”
「確かに、それも一理あるな」
苦々しく帝の竜は笑う。勝てそうにないとわかっていても戦わなければいけない、そんな表情で。
こういうときに頼りになりそうな常磐は、今現在ネロに操られた藍奈を傷つけずに取り押さえようとするのに手一杯で、とてもこちらに手を貸せる状態ではない。
“万事キュース、って奴じゃねえか、これ?”
「確かに、それも一理あるな」
苦々しく帝の竜は笑う。勝てそうにないとわかっていても戦わなければいけない、そんな表情で。

