~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 コンクリートの地面が砕け、その破片が帝の竜を襲う。

「くっ!」

 すかさず帝の竜は後ろ跳びでその破片をかわす。しかしすべてをかわしきれず、雨のように襲い来るコンクリートの破片が帝の竜の身体を叩いた。

“ドーいうことだよ帝! なんで竜王がお前以外にいんだよ! それとなんでお前の炎が通用しねえんだよ!!”

「さっきも説明しただろう! 竜王は私とあの天皇の竜と、他に二体いるのだ」

 悔しいのか、苦しいのか、帝の竜はその表情をゆがめた。

「竜王であれば竜王術ももちろん使うことができる。あやつはその竜王術で私の炎さえ手繰(たぐ)っているのだ」