~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「お前はいったい何者(なにもん)なんだ? わざわざ人払いしてまでこんなとこで居座って、それに俺たちにそんな情報をタダでよこすなんざ、怪しすぎるぜ?」

「クカカ、勘のイいガキだ。まア、ここまでくればもウ説明なンてもんは必要ねエだろ?」

 ゆっくりとアドロは立ち上がった。まとった布の下、ズボンの腰の部分に、不自然な酒瓶と千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)に出てくるようなランプが下がっていた。
 カーキーと璃寛も、すかさず身構える。

「<黄金の暁>十五番のカード、“悪魔(デヴィル)”。ちょッくら暇なンだ。オれの遊びに付き合ってクれよ」

 アドロが手に取った酒瓶から砂が、ランプから炎がこぼれた。