~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「会って早々ジジイ、ときたか……。クク、フラットマンとこのガキは礼儀がなってねエようだ」

 ガラガラだが、力強さのこもった声。外国人なのだろうか、流暢だが、どこか微妙に独特の癖がある。

「おれァこンな身なりでもまだ三十三ダ。人を見た目で判断しちゃ行かンぜ」

 ククク、と男は笑った。
 カーキーは最初男の実年齢に驚いたが、すぐに平静を取り戻す。そして、隣にいる大柄な青年にささやきかける。

「読心できるか?」

「いや、」