急にネロは笑うのを止めて、身体を起こした。
その顔は今までの氷のような表情とは打って変わって、狂気に満ちた奇人のように見えた。
「だってさだってさ、それが帝の竜? そんなんで竜王なの? 笑っちゃうよ」
「……まさか……とは思うが、貴様……」
“おい! どーゆーことだよ! 説明しろ、帝!”
頭の中に響く麟紅の声を帝の竜を無視した。ただ目の前で狂ったように顔をにやけさせる少年を見据え続ける。
「そのまさか、でいいんじゃないかな? そうだよそうだよ!!」
ネロは勢いよく立ち上がり、右手で左眼を覆う黒い布をつかんだ。
「僕も竜王さ! 来い、天皇(すめらみこと)の竜!!」
ネロが、その眼を覆う黒い布を取り去った、
まさにその瞬間。
――光が、失せた。
その顔は今までの氷のような表情とは打って変わって、狂気に満ちた奇人のように見えた。
「だってさだってさ、それが帝の竜? そんなんで竜王なの? 笑っちゃうよ」
「……まさか……とは思うが、貴様……」
“おい! どーゆーことだよ! 説明しろ、帝!”
頭の中に響く麟紅の声を帝の竜を無視した。ただ目の前で狂ったように顔をにやけさせる少年を見据え続ける。
「そのまさか、でいいんじゃないかな? そうだよそうだよ!!」
ネロは勢いよく立ち上がり、右手で左眼を覆う黒い布をつかんだ。
「僕も竜王さ! 来い、天皇(すめらみこと)の竜!!」
ネロが、その眼を覆う黒い布を取り去った、
まさにその瞬間。
――光が、失せた。

