「私は地獄より出でし竜、すなわち獄竜(ごくりゅう)」 帝の竜は、強く咆えた。 「私の名は“帝(みかど)の竜”。……すべての竜の頂(いただき)に立ち、すべての竜を使役する者……すなわち、私はこの世の竜の王なり!!」 帝の竜の周りを、業火が渦巻いた。 常磐は唖然としてその様を見ていた。操られた藍奈でさえ、その炎に魅せられていた。そしてネロは、 ネロは……