『何で先客がいるんだよ。俺達以外入れないはずだぞ』


桐谷涼が私達に言った。


「えっと…ただ屋上のドアが開いてたから…いいかな…と…」


普通に話せた。
桐谷涼なら私…普通に話せる…。



『…だってぞ、翔。』


『えー俺もしらねーって!』

翔と呼ばれたさっきの男の子が桐谷涼に言う。