蒼い月~さよならのサイン~




母ジュゴンは短い両手でまるで我が子を守っているかの様に子供のジュゴンの横を覆う




ジュゴンの優しさが目に見え、溢れ出していた





「素敵ね。」


「あぁ、そうだな。」









しばらくして通路を進むと高さ10メートルもの水槽があった




そこにはサメやマンタや回遊魚など様々な魚が泳いでいた



まるで自分が海の中にいるような錯覚がする




暗い室内を水槽から青い光が差し込み幻想的だった