西階段の一番上の踊り場は8畳程の広さだった そして屋上へと出れるドアがある ドアの下半分は鉄で出来ており、上半分は磨りガラスで屋上は見る事が出来ない 「屋上に~出てみない?」 「あたしも何度も試してみたけど、絶対開かないからー!!」 「そう?」 晶は悪戯っぽく笑った ブレザーのポケットからヘアピンを取り出した そして鍵を開けるそぶりを見せる カチャリ