コンコン [渡辺浩一]と書かれた教務室のドアをノックする この高校には大学の教授の様に教師一人一人に設けられている個室の部屋があった 「はい。」 中から浩一の声がした 「失礼します。」 彩名はドアを開け入室する 浩一は机の書類をまとめて右側へと置いた 黒い回転式の椅子を回して彩名の方向へとずらす 「で、どうした?」