2017年12月1日








凛が三日月の明かりを頼りに夜の湖の目の前で必死に何かをしている







凛の手には翠の付けていた翡翠の勾玉




その勾玉がオレンジ色のような光を微かに点す




しかしその光はすぐに失われ元の石に戻った





それでも諦めずに凛はまた同じ様に薄暗く光を点す









シャーッ


激しいカーテンの開ける音で彩名は目を覚ました