ピアノの旋律に合わせてHARUの透き通る様な、それでいて芯の強い声はグランドの外まで響いた




それは校舎の屋上まで悠々と届いていた





~この歌よ貴方に届け~


グランドからはまた歓声が上がっている




その時、晶は一人屋上にいた