蒼い月~さよならのサイン~





「眠っている間ですら、安らげない!晶は助けられない人々に無意識に謝っている。お前は俺達のこの気持ちが本当に解るか?そして、それを知った彩名は悲しむし、必ず手伝うと言うはずだ。」




彩名は絶対言うな…

私も手伝うから!と


そして自分を責める


気づかなかった事に



「彩名はまだ完全に神力を使いこなせないし、彩名にだけは普通の生活を、と晶が望んでいるんだ。今の生活がどれだけ大変かよく解っている晶が、望んでいるんだ。」




「彩名にはまだ知らせるべき時ではないと俺も考えている。だから、俊はいつも通りに彩名の傍に居て欲しい…。大きな声を上げて悪かった。」



「いや、浩一。オレも悪かった…。何も知らないで。」




予知能力者の苦悩も

晶の優しさも



オレは…





まだまだ





ガキだった