蒼い月~さよならのサイン~




「ただ、あの時代と現代は違う。」



そんなの言われなくたって解っている





「他の神力を持つ者の手助けなんてない。しかし、この日本では事件、事故は秒単位で起こる…。」




「それを俺と晶の二人だけで全て助ける事なんて出来ない…。」




「そりゃそうかもしれないな!オレにそんな力があったら手伝ってやりたいさ!」




「簡単にそんな事言うな!よく聞け!晶は起きている時はほとんど人助けをしている。誰に褒められる訳でもないのにな。」








「そして予知を見ているほとんどの人を助ける事が出来ないし、予知では目の前で何人も…何千人もの死ぬ間際の光景を見させられる!見たくもないのにな!」