「もう。仕方ないわね。」 彩名は晶の分のバスケットを晶に渡す 「ありがとぉ~!」 晶が朝から学校へ来る事自体珍しい事だった いつも起こしても眠いだの何だの言って起きない事がほとんどだった 「あ、彩名~。今日~夜に彼氏んち行くから~。」 「また?」 彼氏、つまり浩一の家だ 彩名が小声で晶に言う 「あんまり浩一先生に迷惑かけちゃダメじゃない。」