そっと彩名の瞼が開いた 「彩名!大丈夫か!?」 「う…ん。でも…何か…。」 俊が手を握ってくれていた事に気づき彩名は俊を見つめた 「ありがとう。俊。傍にいてくれて。」 「これくらいしかオレには出来ないからな。」 「居てくれるだけで充分だよ。」 彩名は何かをまだ忘れている気がしてならなかった 「…何か…引っかかるの。」