「翠。私、今までとても幸せだったわ。それは貴女がいてくれたおかげ。」 「私は…貴女が居なければ生きてる意味がないわ…。お願い。一緒に逃げましょう。」 「翠。これは、私の死は民の未来への希望でもあるの。貴女なら解るでしょう?」 「そんなもの解らない!解らない…わ…。」 翠は子供の様に泣きじゃくった