「約束だよ?」

「うん約束」

とても悲しい約束

「いつまでたっても、忘れないでね?」

「うん」

車に乗り込む

そして窓から顔を出す

「あのね!奏君!絶対絶対――――」

車が走りだした

私の声は聞こえたか分からない

でも

かなえてくれるって信じてる