赤い靴?



【なんだ、一人で落ち込んでんじゃねーぜカーテン!】

「カーレンよ、お靴さん。」

【そうそう、俺様はお前に言いたいことがあるんだった。】

「なあに?」

【今まで何もいいことがなかったお前のために、俺様がたくさん幸運を運んでやろうじゃねーか!どうだ嬉しいだろ!喜べ喜べ!】

「…………。」

カーレンは明らかに嫌そうな顔をしました。
どうしてもその靴が信用できなかったのです。

当然と言えば当然ですね。