さくらんぼ

*葵*
熱が下がって学校に来てみると
もう放課後になっていて、

教室に入ると

1人で笑っている山本美佐がいた・・・。

「お前、志穂はどこよ?」

「何で私に聞くのよ。
 知らないわよ。」

「嘘をつくな!!
 志穂はどこ!!」

「知らないって言ってるでしょっ!!」

私は無性に腹が立ち、

出しきれるだけの力を使って

山本の頬を叩いた。


「何してんだ?」

そこにはいまいち状況を掴めていない

隼人君と春樹君がいた。

「2人とも~。
 五十嵐さんが
 急に私のことを叩いてきてぇ。」


私はそんなことを言っている
山本を無視して

隼人君に近付いた。

「葵ちゃん!
 今日は寝てないとダメだって!」

そんなことを言っている
春樹君にも今はかまっていられない。