とおせんぼ【短編】




柵が一瞬だけ光った



男の声に振り返りつつ


柵を通り過ぎようとした瞬間




柵に塗られている


黄と黒の色が


生き物のように別れたかと思うと



シュッ…



と ハサミのような動きをみせた