「ちょっ、抑えろ!霧也!!」 ヒソっと昇が耳打ちした。 「無理。もー無理。限界!」 だってもう無理だろ。 めっちゃ頭にきてるけど なぜかヒソヒソ声。 「なぁ、昇。」 「ん?」 なんとか怒りがおさまった俺は疑問に思ったことを聞いた。 「由愛ってモテんの?」 「はぁ!?今更?」 「は?」 「由愛ちゃんは学年1のモテ仔じゃん?」 「いやいや、知らねぇから。」 確かに。 由愛は可愛いし、由愛以上の奴なんていないと思うけど… まさかそこまでとは…