季節は早いもので気がつけばもう、夏になっていた。
玉ちゃんが外で部活しているのを一人教室で眺めていたら、いつの間にか寝てしまっていた。
起きたら、部活は終わっていて、教室にいる、あの愛しい人。
そしたら、喋り掛けてくれた。
優樹は笑顔で答えたつもりやけどひきつってたカモしれない。
玉ちゃんは送るって。送らせてって。
言ってくれた。
優樹はいいって言ったのにお願いやからって。
別にお願いされんでも喜んで一緒に帰りたいにきまってるやん。
女はやっぱり、夜一人でかえらせられん?
もし、優樹じゃなくても
送ってた?

