隼人はすぐ出てくれた。
『隼人、おはよ』
『はよぉ〜!』
隼人眠たそう。
『どうしたん?何かあったん?』
『うん。ちょっと、』
隼人は悲しそうな声をしていた。
『はなして。』
『優樹菜、俺等別れよ。』
あまりにも、急でビックリした。
『優樹菜?もぅ無理しんでいいから。』
隼人。
『無理してん。』
『ごめん。俺、優樹菜と玉森が話してるの聞いてた。』
えっ?
聞いてたん?
『今までありがとうな!』
『隼人ごめん。今までありがと。』
優樹ゎ隼人を傷つけてしまった?
それでも、優しいだ隼人は。
隼人はそういう人なんだ。
優樹菜は幸せすぎるよ。
『これからも仲良くしてや。』
隼人は優樹のコト好きやのに、優樹の気持ちを優先してくれた。
辛いよな。
優樹も辛かったからわかる。
ありがとう。
『当たり前やで』
『ぢゃぁな。』
『うん。ばいばい。』
電話を切り涙が溢れた。
隼人の泣いている声が少し聞こえた気がした。