「テディ、テディ。
 起きなさい。
 あなたの願いを叶えに来ました。」

テディは誰かに起こされました。

それは、透き通った色の

妖精でした。

「あなたは何故、
人間になりたいのですか?」

妖精はテディに尋ねました。

「僕は、
 メアリーが好きだから!
 人間になって、
 一言でもいいから喋ってみたい。」

テディは、そう叫びました。

「分かりました。
 あなたの願いを叶えましょう。」

妖精は杖を一振りしました。