テディは、

悲しそうに答えました。

「僕は、
 メアリーに愛されるために、
 人間にしてもらったんだ。

 ・・・でも、
 メアリーは、
 僕を愛してはくれない。
 メアリーは、
 恋をしてしまったから。

 だから、
 もう僕が人間でいる必要は
 ・・・ないんだ。」













メアリーが、

自分の部屋に戻ると、

ベットの上には、

ぬいぐるみになったテディが横たわっていました。

その目は、

濡れていて、

泣いているように見えました。




   -END-