送信画面が消えると、あたしはまたベッドに寝転んだ。 まさか転校だなんて思ってもいなかった。 しかも東京なんて、あまりにも酷い。 …心のどこかで、父だけが単身赴任すればいいのに、なんていう気持ちが生まれる。 そんな自分に嫌気がさした。 今日で何回ため息を吐いただろう。 ため息って、悲しくて苦しいときは勝手に出るもんなんだな。 そんなことで頭がいっぱいだった。 目を閉じた。