なにをしに行くのかも分からないまま、あたしは職員室まで連れて来られた。

そして、


「足尾涼と佐藤理夢、契約しに来ました。」

「分かりました。佐藤さんもよろしいですね?」

「え、え?契約ってなんですか?」

「説明しなければいけないのかしら?」

「いいえ、いいですよ。先生俺からしときますから。」

「そう?じゃあよろしく。それと、一度契約すると解約することはできませんのでそのつもりで。
では、足尾涼と佐藤理夢の契約を受理します。」

「ちょ、ちょっと待って下さい!あたし、何にも知らないんですけど!」

そう言った瞬間涼くんの怖い視線が突き刺さった。

こ、怖~あたし、この視線だけはどうしても逆らえないんだよ~


そうしてまた涼くんに腕を掴まれて職員室をでた。











そして、めったに人が近づかない空き教室に連れて来られた。