ヤンキーの恋~少年編~

急に静かな毎日が訪れた。

毎日一緒に居た陽子が隣には居ない・・・

あれから電話をしても出てくれない・・・・


俺は寂しいのかホッとしたのか複雑な心情だった。そんな時、俺に陽子と出会うきっかけを与えた先輩からの電話が鳴った。後から聞いた話だがこの先輩は陽子の事を妹の様に可愛がっているらしい。


「おいテメェ陽子になんかしたんか?おぅ!!」


明らかに怒っていますと言わんばかりの口調で開口一番で威圧。


「はい・・・ちょっと・・・」


「テメェ今から出てこいや!場所は集会所な!15分以内にこいや!じゃあな」


「・・・・はい・・・・失礼します・・・・」


(はぁ・・・気が重い・・・・どうせスコスコにされるんだろうなぁ・・・・)


俺は重い脚を引きずって集会所に出掛けていった。