「凛ちゃんと高橋先生は知り合いなの?」

なぜか険しい顔つきで先生のことを見つめる澤平さん。

っていうか、いきなり「ちゃん」付けですか。

「あ、あぁ。こいつ教え子なんだ。」

覚えてないくせに、グリグリっと頭をなでられた。

ヤバいよ・・・・・・。

先生の手変わってない。

こんなことにもドキドキしてる自分がいる・・・・・・。

「そうなんですか。まぁオレには関係ないですけど。」

い、意外と毒舌。

「凛ちゃん。始業式が始まるまで、一緒に話そ?」

はい!?

いきなり両腕を引っ張られて、不覚にもドキッとした。

しかも年上からの上目遣いってヤバいでしょ!!

なんかカワいい人だなぁー・・・・・・。