階段はそれほど長くはなく、二十段も上がると、すぐに天守閣に着いた。 ボゥッ…… 着いた瞬間、不思議なことに勝手に蝋燭の火が点き、天守閣がこうこうと明るくなる。 「まるで、ゲームの演出だな?」 「源内、これはゲームだぜ?」