「発明か……」
 
「そういうこと。この時代は商人向きの時代だよ」
 
源内が歩きだし、俺と隆盛もそれに続いた。
 
町を歩いていると何か変なものが目につく。
 
それは、青の球体が浮かぶ腰の高さくらいのボックス。
 
「なぁ、幸村。あれ、なんだろうな?」
 
「さぁな……」