現代戦国時代

「先に行け。ここは俺が止めてやる」
 
俺の目の前に現われたのは孫市だった。
 
確かに、あのスピードに対抗するには銃弾という武器がうってつけなのかもしれない。
 
「孫市……お前」
 
「源内。俺は、死ぬつもりはないぞ?」
 
ピッと親指をたてて、孫市は俺達の道を開く決意を示した。