男は、質問に答える様子もなく、懐から何かを取出し手に装着した。 「鉄甲か……?」 源内はそれを、瞬時に見抜いた。 「ご名答……私は、天馬(てんま)。空を駆けるものです」 天馬を名乗るこの男。 おそらく相当な実力者。