二階は、また開けたフロアだった。
 
だだっ広いところで、前に階段があるだけだ。
 
刺客がいそうな感じもない。
 
「手抜きな城だな?中のグラフィックまでは考えてなかったのかね?」
 
源内は軽く首をかしげながら、キョロキョロ辺りを見回している。