「幸村……」
 
呆然とする俺に、源内が優しく語りかけてきた。
 
「慶次はお前が倒した。きっと今ごろ、セーブポイントに戻されてるはずさ。闇雲に倒されるよりは遥かにマシだよ」
 
精一杯の慰めだった。
 
きっと、孫市も源内もわかっている。
 
この戦いの勝率はごくわずかしかないことを。
 
しかし、立ち向かうしかないんだ。
 
慶次のためにも……
 
俺は……