遊廓の前にいた男は、俺達が近づいてくるのを見て、ニヤリとした。
 
何か嫌な予感がする。
 
「もしかして君達かい?源内の仲間ってのは?」
 
やはり、こいつだったか……
 
確かにこんな時に遊廓だ。 

のんびり屋なんてレベルじゃないな。