「んあ〜〜?知ってる、知ってる。大変な事態だな」 

源内はこちらを向き、肘を突いて横になっていた。
 
こんな緊急時にのんびりしている源内を見て、俺はわなわなした。
 
「おい、源内!のんびりしてる場合じゃないぞ!?」 

源内はニヤニヤしながら、慶次を見た。
 
「アンタが前田慶次か……まっ、座んない。闇雲が来るにはまだ時間がある。まずは全てを知ってもらうとしようか?」