誰もいなくなった町の地面をバタバタと転がり続け、飛影はぐったり横になっている。
 
「やったか!?」
 
俺達は風神の前例があるため、まだ気を抜けない。
 
緊張した状態を保ちすぎるのは疲れるものだ。
 
何もしていないのに息が乱れてくる。
 
「あーらら……一号機はやられちゃったか」