ボコッ!! 源内の頭を殴り付け、俺はせいせいした。 「いてて……ったく、黙ってたのは悪かったよ」 「これで全部か?」 「なにが?」 源内が振り向き、首をかしげる。 「内緒はもう無いよな?」 「おう。これで全部だ」