「工事がなんちゃらかんちゃらって言ってた。なんかゲームの区画が増えるみたいな……」
 
「ゲームの区画が?」
 
源内は腕を組み、再びうなりはじめた。
 
今度は目をつむり、ひたすら何かつぶやいたりもしている。
 
「なるほどな……」
 
大きく目を開き、源内は白紙を机の引き出しから取り出した。